純白のゲレンデで滑り満喫 名寄ピヤシリスキー場がオープン、スマートゲートも順調に稼働

【名寄】

名寄ピヤシリスキー場が、21日午前9時にオープン。今シーズンから新たに導入されたスマートゲート(自動改札機)も順調に稼働。シーズンを待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーが歓声を響かせながら、純白のゲレンデに思い思いのシュプールを描いている。
同スキー場を運営する名寄振興公社では、11月に入りリフト搬器の取り付け作業を開始。安全祈願祭を開催するなど、オープンに向けて準備を進めてきた。
当初、9日のオープンを予定していたが、ゲレンデの積雪不足により延期。ここ数日のまとまった降雪により、一部ブッシュや段差が見られるものの準備が整った。現在は第1、第2ペアリフトのみの運行となっているが、ゲレンデの積雪状況に応じて、残りの第3ペアリフトの運行も随時開始していくという。
リフト乗り場では、従来の係員がリフト券をチェックする光景が一変、スキーヤー、スノーボーダーがスムーズにゲートを通過。待望のスキーシーズン到来に、笑顔でリフトに揺られる姿が見られ、それぞれのペースで雪質日本一のゲレンデでの滑りを満喫している。
なお、ICカード(リフト券)は券売所で購入可能(保証金として500円が必要で、各種リフト利用料金を支払う。ただし中学生以下は無料)。ICカードを体の左側(ポケットまたはホルダー)に身に着け、ゲートを通過してもらう形となっている。
営業時間は、毎週木・金・土曜日は、午前9時から午後8時半まで(ナイターの午後4時半~同8時半は第1ペアリフトのみ運行)。毎週月・火・水・日曜日は午前9時から午後4時半までとなっている。
同公社によると、本年度はピヤシリスキー場開場50周年の節目。記念企画として、今月23日はリフト利用を無料。また、23日はスキーレストランスペシャルクーポン(人気メニュー1万円相当の食事券を5千円で販売)を50セット限定で取り扱い。また、シーズン券の事前購入者を対象に、テントサウナのペアチケットが当たる抽選会も予定している。
滑り台やトランポリン、ふわふわ遊具などの「キッズパーク」(入場料300円)を、今月28日から開設。年末年始の土日・平日、以降は土日を中心に2月18日まで開設予定。
同公社では「コースも順調でほっとしている。お客さまへのサービスと安全安心利用に向けて、コース整備など精一杯行っていきたい。今シーズンも多くの利用に期待したいです」としている。

新設されたスマートゲートを通過する利用者