稚内市・ホタテの冷凍貝柱製造工場の完成祝い竣工式 北海道漁連・漁獲量、単価安定へ

新工場の竣工をテープカットで祝う関係者ら

 北海道漁連が進めていたホタテの冷凍貝柱(玉冷)製造工場=稚内市末広5=の建設工事が完了し、24日に同工場で竣工式を執り行った。管内の各漁協や水産加工会社、行政機関の代表者など約60人が出席し、新工場の完成を祝った。道漁連では、ホタテの漁獲量や単価を維持していくためにも新工場の役割や機能は欠かせられないとし、加工品製造・増産の新たな拠点として大きな期待を寄せている。

  北門神社の山本泰照宮司による祝詞奏上などに続き、出席者が祭壇に玉串奉奠。工場の内覧で最新鋭の機器などに関心を寄せた。このあと道漁連の阿部国雄会長、新工場の管理運営を担う㈱ぎょれん道北食品の大林幸造社長、工藤広市長、施工業者を代表し岩田地崎建設㈱の佐藤護取締役専務執行役員・建築本部長ら6人がテープカットで竣工を祝った。

  阿部会長は「漁業者が安心してホタテを獲ることが出来るように加工施設としての役割を果たしていきたい。中国による禁輸措置では漁業者を含め大変な思いを経験したので、今後はこのようなことが無いように努めていきたい」と述べた。

  終了後はサフィールホテル稚内に移り、落成式を行った。

  新工場は、4月から本格的に運用を開始する。宗谷を中心とした原料供給体制の強化と輸出対応に向け、高度な加工・衛生管理機能を備えた道北地区の中核的な加工拠点としての役割を担う。

 将来的な海外輸出の拡大を見据え、対米ハサップと対EUハサップの対応を視野に入れる。加工処理施設が鉄骨造2階建て、延床面積が3千837㎡。貝剥き処理台やトンネルフリーザー、自動計量包装機などを備える。年間の生産計画は原貝処理量で1万2千㌧、玉冷で1千320㌧を目指す。排水処理施設は鉄筋コンクリート造2階建て、延床面積は250㎡。1日あたりの処理能力は360㌧。総工費は約40億円。(梅津眞二)

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