師走恒例の一大イベント、第43回稚内市名士カラオケ歌謡祭(稚内市文化協会主催)が1日、総合文化センターで開かれた。
当初の予定より1組少ない19組が出演。同協会の中川昇会長が「出場の皆さんは忙しい合間を縫って練習を重ねたと聞いている。控え室をのぞいてもリハーサルに熱が入っていた。来場の皆さんも惜しみない声援を送りつつ1日楽しんでほしい」と挨拶。同協会有志による稚内音頭の舞踊のあと、吉田正人道議の「君がいるだけで」で第1部が開幕。
約800人の観客が来場し、出演者の趣向を凝らした出し物に声援。出演者は、この日のために用意した衣装で自慢の美声を披露。華麗なダンスの披露やバックの応援パフォーマンスとの連携、コント仕立てのステージを繰り広げるなど会場を盛り上げた。観客もお手製の推し団扇やLEDライトを振りかざし声援を送っていた1人は「アイドルファンの仲間に教えられながら用意した。こういう応援も楽しいですね」と話していた。
第2部の開始前には工藤広市長が「1年を振り返ると能登半島地震に始まり自然災害など大変な年だった。稚内には被害は無かったが、残り1か月を穏やかに、新年も明るい年になるように願う」と挨拶。そのまま2部のトップバッターとして工藤市長が「北の漁場」を披露した。
盛会に終わった歌謡祭。運営費を除く益金は歳末たすけあい募金に寄付される。
(金子栄次)
日刊宗谷の購読をご希望の方は以下のお電話またはホームページからお願いいたします。
TEL:0162-23-5010
HP:宗谷新聞社ホームページ