稚内漁協の春のナマコ漁が15日解禁。初日はまずまずの天候と波模様で、桁ひき漁船と磯舟が共に操業。浜が活気付いた。
桁ひき漁船は午前5時頃から次々出漁。まだ寒さが厳しい沖での操業を終え、各船とも同9時頃までに帰港した。ひと息つく間も無く、船上では大きさなど規格外のナマコを資源保護のため海に戻すなど選別。基準を満たしたものを容器に移し替え、次々と陸揚げ。鮮度を落とさないよう氷詰めし、手際よくトラックに積み込み、市場に運んだ。
漁を終えた各漁業者は「期待を込めて昨年より早い時間に出漁したが、まだ海水温が低いのか水揚げはいまいち。これからかな」、「漁場によって獲れる量が違う印象。何ともいえないところだ」などと今後に期待を込めていた。
また、中国の輸入禁止措置の影響で心配されている価格については「心配していたが、高値が続いているようでひと安心」などと安堵の声が聞かれた。
(横山淳也)
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