積極的に英語を使って 新任ALTのリーさん着任 9月から小中学校で授業

【名寄】

表敬訪問した新ALTのリーさん

新任の外国語指導助手(ALT)のリー・アレックスさんが着任し、加藤剛士市長、橋本正道副市長を表敬訪問した。
リーさんは、1997年10月生まれの26歳で、カナダのバンクーバー出身。両親は香港からの移民で、自身はカナダで生まれた。
バンクーバーのブリティシュコロンビア大学で言語学や日本語を学び、今年5月に卒業した。
名寄に着任後「リンゼイ通りを見学した」と話し、「日本語は1年間勉強した。ある程度会話できるが、まだ、分からないところが多い」と笑顔で語る。
加藤市長へのお土産としてカナダの「人参紅茶」を持参。
加藤市長は、礼を述べた後、「日本の子どもたちは、純粋な子が多いと思う。おとなしい子も含め、小さいうちから英語に親しめるよう、引き上げてほしい」と話し、「今月から『日本語ひろば』を開催しているので、名寄に住んでいる外国人と積極的に交流してほしい。名寄には、市立大学があるので、大学生とも交流してほしい」と期待を込めて語った。
リーさんの趣味は、マージャン、水泳など。好きな食べ物は、ピザ、うどん、カレーなどで、納豆や梅干しなども食べる。
子どもたちに向けては、自身の経験も踏まえて「失敗を恐れず、どんどん英語を使ってほしい。積極的にチャレンジしてほしい」。自身の意欲と子どもたちへの期待を込めて述べた。
市教委によると、8月下旬に学校現場と打ち合わせを行い、9月から小中学校で授業を実施する予定となっている。