空を紫色に染める なよろ市立天文台、低緯度オーロラを撮影

【名寄】

なよろ市立天文台「きたすばる」(村上恭彦台長)は11日、低緯度オーロラの撮影に成功。空が紫色に染まる様子を捉えた。
オーロラは、太陽表面で起こる爆発現象「フレア」によって噴き出された電子(プラズマ)が、地球の地磁気に捕まり、大気とぶつかり合い発光する現象。
8日から11日までにかけて、大規模な太陽フレアが観測され、この影響で普段はオーロラを見ることのできない地域でも観測されたという。
なよろ市立天文台でも同日、午後7時ごろから空が紫色に染まりはじめ、低緯度オーロラの姿が観測、撮影された。名寄で低緯度オーロラが撮影されたのは、2023年12月以来のこと。

なよろ市立天文台の渡辺文健さん撮影の低緯度オーロラ(午後8時46分)