【美深】
美深町樹霊祭・植樹祭が6日、菊丘公園の樹霊碑前と町内六郷の町有林で開かれ、緑あふれる森林になることを願いながら、グイマツの苗木を植えた。
美深町緑化推進委員会(会長・草野孝治町長)が主催。普段、触れ合うことが少ない森林の愛護醸成を図ることを目的に毎年実施している。
町内の林業関係者ら60人が参加。町内仁宇布にテストコースを所有し、町と森林保全活動で基本協定を結んでいるSUBARU(スバル)、町の「Jクレジット」(二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減量を国が認証する制度)を活用している日本航空(JAL)旭川支店関係者たちも顔を見せた。
樹霊祭では、出席者たちが樹霊碑に玉串をささげながら、緑あふれる森林が広がることを祈願した。
その後、六郷の町有林で植樹祭を開催。植樹祭の会場は数年おきに変わり、この場所では2022年から実施している。
草野会長、渡邉訓男上川総合振興局北部森林室長が挨拶した後、植樹場所に移動し、上川総合振興局産業振興部林務課の担当職員が植栽指導した。
今回は野ネズミの食害に強いグイマツと、成長が早いカラマツをかけ合わせた「グイマツ雑種F1」のコンテナ苗350本を植樹。苗木が順調に成長するよう願いを込めながら、丁寧に植え込んでいた。
植樹は来年以降もこの場所で行うことにしており、緑豊かな森にしていく。
本年度も植樹祭に対して、SUBARUから協賛金30万円の寄付を受けた。
さらに、ハンドタオルやエコバックをはじめ、飛行機や乗用車などのシートで使われなかった糸を集めて作ったリサイクル製品となる軍手の提供も受けている。