美深町 さまざまな体験楽しむ 青少年教育交流で添田町訪問

【美深】

福岡県添田町を訪れ、ホームステイしながら
さまざまな体験をした美深町の小中学生たち

 美深町と福岡県添田町の青少年教育交流事業が、7月30日から8月2日まで3泊4日の日程で行われ、美深町の小中学生が添田町を訪問。ホームステイをしながら、さまざまな体験プログラムを楽しんで交流を深めた。
 両町は、旧国鉄美幸線(美深~仁宇布間、1985年9月廃止)と旧国鉄添田線(香春~添田間、85年4月廃止)が全国1、2の赤字ローカル線を争っていたことから、当時の長谷部秀見美深町長と山本文男添田町長が対談し、全国放映した企画をきっかけとして、81年10月に姉妹町提携を結んだ。
 青少年教育交流事業では、両町を互いに行き来しており、コロナ禍で2020年から22年まで中止となったが、昨年再開し、添田町の子どもたちが美深町を訪れた。
 今年は、美深町の小学5年から中学1年までの5人が添田町を訪問した。
 30日に美深町を出発して、新千歳空港、福岡空港を経て、同日夕方に添田町に到着。対面式を行い、両町の子どもたちが顔を合わせた後、それぞれホームステイした。
 31日は添田町内での体験プログラム。森林アドベンチャー、地元の素焼き土鈴「英彦山がらがら」の絵付け体験などを楽しむとともに、道の駅「歓遊舎ひこさん」、英彦山神宮などを訪れた。
 1日は福岡市の「マリンワールド海の中道」「BOSS E・ZO FUKUOKA」などを訪問。2日に添田町を離れ、美深町に戻った。
 参加した子どもたちは、「久しぶりに会うので、仲良くなれるか、最初は少し不安でしたが、昨年と変わっていなくて、より仲良くなれました」「美深とは違って、夜もずっと暑かったです。まちの大きさは同じくらいに感じて、親近感がありました。美深のメロン、トウモロコシを食べました」などと語り、再会を期待していた。