【美深】
第1回美深町英語発表大会が、25日午後1時から美深中学校体育館で開かれた。児童生徒たちが自己紹介や絵本作品、動物の生態、美深町の活性化などをテーマにスピーチしながら学習成果を披露した。
美深町英語教育推進研究会(会長・松浦修司美深中学校長)が主催。
同研究会は、町内の小中学校、高校、高等養護学校の英語教諭、ALT(外国語指導助手)で構成。学校間の授業研究や授業交流などを通して、幼児センターから高校まで一貫した英語教育に取り組んでいる。
児童生徒の英語力向上を目指し、プレゼンを通して、学ぶ意欲を高め、楽しさを感じてもらおう―と初めて英語発表大会を開催した。
大会には児童生徒14組15人が参加。同研究会メンバーが審査員を務めるとともに、特別審査員に美深町観光協会の小栗卓事務局長を招いた。
発表では小学生、中学生、高校生の各ブロックに分かれて進行した。
小学生は、自己紹介や自分の好きなものの発表をはじめ、アメリカの絵本作品「はらぺこあおむし」を読み聞かせした。
中学生は、ウミガメやホッキョクグマの絶滅危機、哺乳類の動物「ナマケモノ」の生態などについて解説した。
高校生は、美深町の活性化や美深町への提案をテーマに、人口減の現状などの課題も示しながら、特産品や観光資源などの活用を訴えた。
児童生徒たちは日頃の学習成果を発揮し、流ちょうな英語でスピーチしていた。
特別審査員の小栗観光協会事務局長は「小学生は工夫を凝らした発表だった。表情やジェスチャーを意識すると伝わりやすくなる。中学生は普段から真剣に取り組んでおり、自信を持って相手の顔を見て伝えてほしい。高校生は美深町活性化のアイデアを発表し、表情やジェスチャーを交えて自分の言葉として伝えていた。皆さんには自信を持って英語学習を続けてほしい」と講評していた。