【美深】
古川主将、中瀬主将（前列右から）
美深町野球連盟（園部一正会長）は10日、全道大会に出場することが決まった美深野球スポーツ少年団（古川匠主将）、美深中学校野球部（中瀬遥駿主将）、美深クラブJr.（渡辺智哉主将）に対して支援金を贈呈し、健闘を祈願した。
同連盟では、毎年開催の「少年野球育成野球大会」で、事業所からの協賛金と参加者の募金によって基金を造成。基金を活用し、支援金を贈っている。
野球少年団は、26日から31日まで札幌コミュニティドーム「つどーむ」で開かれる第53回全道少年軟式野球大会に出場。全道出場は14年ぶり。
中学校野球部は、13日から15日まで中標津、別海、標津、羅臼の各町営球場で開かれる第41回全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント北海道大会に出場。全道出場は11年ぶり。
名寄支部予選は6月8、9日に名寄市営球場で開かれ、名寄中と名寄東中の合同チームで出場。1回戦は剣淵中に7対0、準決勝は士別・朝日・上士別中合同チームに4対3、決勝では士別南中に0対8で敗れて準優勝となったが、中体連支部大会で士別南中が勝ち上がったため、美深・名寄・名寄東中合同チームが全日本少年軟式野球北海道大会に進出することになった。
美深クラブJr.は、7月13日から15日まで稚内市大沼球場で開かれる第68回高松宮賜杯全日本軟式野球大会（2部）北・北海道大会に出場。同大会出場は2年連続で、昨年は準優勝だった。
名寄支部予選は6月1、2日に士別ふどう球場で開かれ、1回戦で歌登倶楽部に8対0、準決勝で剣淵町役場に5対0、決勝で幌加内町役場野球部に3対1で優勝した。
贈呈式では、園部会長が「結果報告を聞いて、うれしい。君たちの実力で全道大会出場となった。少年団、中学生、一般といっぺんに多くの激励ができるのは初めてで、私自身喜んでいる。全道出場は名誉なことで感激している。来年以降も成績を残してほしい」と激励しながら、支援金を贈った。
中学校野球部の中瀬主将は「多くの方に支えられていることに感謝して、野球をしたい。全道大会では優勝したいです」。
初戦は倶知安中（後志支部）と対戦するが、その後、勝ち進むと、強豪の帯広南町中（十勝支部）、札幌平岡中（札幌支部）と当たるトーナメントの山に入っており「強いチームと当たるので、負けない試合展開をして、全力プレーしたい」と意気込んだ。
美深クラブJr.の岡田博英監督は「昨年に続いて2度目の出場。昨年は準優勝だったので、今年はもう一つ勝って全国大会に行きたい」と語った。
各チームの選手は次の通り。
▽美深野球スポーツ少年団＝古川匠、田中貫太、向井創助、尾山新汰（以上6年）、大内清匡、藤澤汰脩（以上5年）、寺田拓真、岩本明、田中廉太（以上4年）、寺田莉音（1年）
▽美深中学校野球部＝中瀬遥駿、向井喜助（以上3年）、吉田航生、大内晴生、三木大和、古川渉、佐藤士勇斗（以上2年）、松本卓也、三木和馬、小倉大空、中田皓大（以上1年）
▽美深クラブJr.＝渡辺智哉、髙野倖輔、井川大介、河野剛、新垣宗一朗、中村來希、渡辺侑樹、堀皓成、三宅悠斗、浦山祐勢、三浦祥平、東嶺、岡田涼馬、岡田悠太郎、坪田潤生、槙田颯汰、大西翔瑠、高橋拓夢、塩入稜太