美深高校 ドローンの可能性考える 「総合的な探求の時間」で

【美深】

 美深高校(佐藤公敏校長)の「総合的な探求の時間」授業が、5月29日午前11時から同校で行われ、ドローン活用の講話を聞くとともに、災害支援や農業、建設などの分野で課題解決のアイデアを考えた。
 1年生27人、2年生26人を対象に実施。さまざまな現場で活用されているドローンの講話を通して、社会課題とテクノロジーに関係に関心を持つこと。グループで協働しながらドローンを活用した課題解決のアイデアを考えることで、主体的・探究的に学ぶ力を身に付けること。実社会の仕事や技術に触れることで、将来の進路に意識を高めてもらうことを狙いとしている。
 講師は株式会社北尚(旭川市)の高橋洋平代表取締役が務めた。
 講話では、ドローンの力で働き方や社会が変わっていくことを示しながら「今は思っていたほど社会でドローンを活用する場所が少ない」と現状を話すとともに「あなたたちの未来は、僕らが描くものとは違ってくるはず。目の前にある疑問や不安、期待などで、自分への問いかけを大切にしてほしい」などと呼びかけた。
 生徒たちが9班に分かれ、グループワークを実施。災害支援、医療・救急、農業、建設・インフラ、環境保護、観光・プロモーション、報道・ジャーナリズム、警察・治安維持、物流・配送の9分野で、現状での課題や活用、今後の進化や課題解決のためのアイデアを発表した。
 その中で、誰もが安全に操縦できるようにAIを搭載すること。長時間飛行に向けてバッテリーの性能向上やソーラーパネル搭載などを挙げ、ドローンのさらなる可能性を考えていた。

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