自分の力が通用するか確かめたい 美深中2年 近野楓太さん 中体連柔道で全道大会へ 上代は得意技の大外刈り決める

【美深】

一つでも多く勝ちたい―と意気込む
近野楓太さん

 美深柔道スポーツ少年団所属、美深中学校2年の近野楓太さんが、上川管内中学校体育大会(中体連)上川管内代表決定戦柔道大会で優勝。全道大会出場を決めており「自分の力が通用するのか確かめ、思い切って挑戦したい」と意気込む。
 近野さんは、兄の幹太さん(旭川志峯高校2年)が柔道を習っている姿を見て興味を持ち、小学1年から始めた。「きれいに相手を投げることができた時が気持ちよいです」と、やりがいを語る。
 上川管内代表決定戦は、4日に旭川市東光スポーツ公園武道館で開催され、近野さんは個人戦男子90kg級(4人エントリー)に出場した。
 初戦は得意技の大外刈りを決めて「一本」を取った。決勝も大外刈りで「有効」として勝利し、全道大会出場を決めた。
 決勝の相手は、過去の大会も含めて数回対戦しているが、一度も勝てなかった相手で「不安でしたが、今の自分の実力で勝てて驚きました。本当にうれしいです」と笑顔を見せる。
 試合の中盤で技を決め「うまく大外刈りを掛けたところ、相手が崩れたので攻めたらポイントになりました。その後も相手は仕掛けてきましたが、何とか防いで自分も技を掛けていきました」と振り返る。
 全道大会は29、30日に岩見沢市総合体育館で開催。男子個人戦は29日に実施する。
 今後に向けて「全道大会では自分よりも強い相手がほとんどなので、自分の実力がどれだけ通用するのか確かめながら、一つでも多く勝てるよう頑張りたいです。どの試合でも緊張しないで、自分から技を掛けられるように日頃から練習し、自信を付けたいです」と意気込んでいる。
 美深柔道連盟の酒井博昭会長は「上川代表決定戦は慎重になっていたところもあったが、全般的に落ち着いて挑んでいた。全道大会では3年生の強い選手が多く出場するので、思い切って挑戦してほしい。来年につながるような足跡を残してほしい」と期待を寄せている。

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