【名寄】
名寄小学校(髙橋憲嗣校長)の3年生(28人)による田植えが、28日午前10時半から日進の水間健詞さんの圃場で行われた。
同校では、田植えの体験を通して、名寄市の特産品であるもち米について、理解を深める取り組みを進めている。
事前に、市農務課職員を講師に迎え、もち米についての学習会も行った。
また、日頃もち米を食べる機会が少ないため、給食で赤飯が出た際、残量調査を実施。結果は、白米に比べて赤飯の残量が多いことが分かり、残さずに食べるよう心がけている。
水間さんは、はくちょうもち約2千平方mを作付けし、約10年前から、同校の田植えに協力している。
田植えについて水間さんが、「田植えの苗は、米の子どもです」「ポットの苗は2~3本ずつ植えるとちょうど良い」「苗は流れないようにしっかりと植えること」と説明。
児童たちは「キャー」「わー」「痛い」「冷たい」などと声を上げながら裸足で水田の中に入り、田植えを始めると「水は冷たくない」「楽しい」などの声も聞かれた。
引率の教諭は「こんな貴重な経験はめったにできない」などと児童たちに語りながら、一緒に裸足で田植えを行った。
今後は、秋に稲刈りや餅つきの体験も予定している。
水間さんは「米は食品ですが、田んぼの中では生き物。子どもたちには、感謝の心を持って食べてほしい」と語った。


名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com