観衆と熱く盛り上げる 美深高校軽音楽部定期演奏会、創部からの歴代バンドも登場

【美深】

美深高校軽音楽部の第7回定期演奏会「GAKINCHO Vol.7」が、16日午後1時から町文化会館COM100で開かれた。今回は創部時からの歴代バンドも再結成するなど、観衆と一体となってステージを熱く盛り上げた。
同部は、2017年度に軽音楽同好会としてスタートし、18年度に部へ昇格。定期演奏会は3年生の卒業時期に合わせて毎年開催している。
今回は23年度卒業生と在校生のバンドに加え、特別企画として軽音楽部創部時からの歴代バンドが再結成し、出演した。
さらに、初参加となる仁宇布小中学校の中学生バンドの他、名寄市立大学軽音楽サークル、美深町内の社会人バンドも顔を見せた。
ステージのトップバッターは、23年度の全道軽音楽新人大会に出場した1年生バンド「Lily」が務めた。
その後、仁宇布小中学校「SKY」、名寄市立大学軽音楽サークル「primary punch」が出演した。
続いて、同部の歴代バンドが再結成。1期生で18年度卒業の「whITE cRow」、19年度卒業の「襷掛」、20年度卒業の「ÜNIOИ」、21年度卒業の「快凛」、22年度卒業の「Noa Wonder」が登場した。
美深で演奏するのは久しぶりなこともあり、メンバーたちが在校当時の思い出を懐かしく振り返り、近況や今後についてなどを語っていた。
コロナ禍で定期演奏会が中止となるなど、満足な活動ができなかった時期もあり、今回のステージで卒業生たちが存分に演奏を披露していた。
都合で参加できなかったメンバーのパートは、同部顧問の木村怜史教諭がサポートするとともに、メンバーと木村教諭が語り合う様子も見られた。
美深町内の社会人バンド「マキシマム ザ ハリボー」に続き、ラストは22年度のスニーカーエイジ全国大会に出場、23年度の高文連全道軽音楽大会でコピー部門グランプリを獲得した3年生バンド「Arcana」が登場した。
3年間の集大成として迫力あふれる演奏を披露し、観衆を魅了。同部としての卒業式も行われ、別れを惜しんでいた。