選手が純白の舞台で躍動 Jrオリンピックカップ競技開幕 地元出場者も声援受け練習成果発揮

【名寄】

JOCジュニアオリンピックカップ2025全日本ジュニアスキー選手権大会兼全国小・中学生選抜スキー大会(ノルディック種目)の各種競技が、6日に開幕。9日までなよろ健康の森、ピヤシリシャンツェを会場にクロスカントリー、ジャンプ、ノルディックコンバインドの各競技が行われており、全国のトップジュニアが熱戦を繰り広げている。
ジュニアオリンピックカップは、全日本スキー連盟(SAJ)主催、名寄市、名寄市教育委員会、Nスポーツコミッション、名寄地方スキー連盟の共催で、次世代のオリンピック選手発掘・育成を目的とした大会。
小学生がクロスカントリー、中・高生がクロスカントリー、スペシャルジャンプ、コンバインドの各競技で、選手544人(中高生375人、小学生169人)がエントリーしている。
競技初日の6日は、なよろ健康の森を会場に、小学生のクロスカントリー・クラシカル競技(男女2.5㎞)で開幕。
この日は最高気温1.7度と比較的暖かく、晴天にも恵まれ、選手たちは、はつらつと練習成果を発揮し、起伏に富んだコースを滑走。選手の健闘を祈り、地元住民や選手の保護者らからは大きな声援が送られていた。
結果、乙部海仁さん(青森)が7分40秒6で1位。2位に柳侑成さん(新潟)、3位に松澤大和さん(長野)と続いた。
名寄からは紺野太輝さん(名寄小5年)、北川凛次さん(名寄南小5年)、山川生さん(名寄南小6年)の3人が出場。声援を受けながら力強い滑走を披露し、地元関係者から健闘が称えられた。
3人はいずれもジュニオリ初出場で、47位となった紺野さんは、「実際に走ってみて、上りがもうちょっと頑張れたのかなと思います。ちょっと苦しかったですが、日頃の練習成果は十分に出せたと思います」。
59位だった北川さんは、「自分の走りができました。ワックスも合って、良く滑りました。最後の上りが特にきつかったですが、普段の練習成果が出せました」。
88位だった山川さんは、「上りが長く、きつかったです。下りであまりブレーキをかけずに滑れたので、練習成果を出すことができました」と、それぞれ笑顔で語った。