【名寄】
風連中学校(石本義行校長)の3年生(22人)は、ヤクルト北北海道株式会社の栄養士による出前授業を、22日午後1時から「道徳」の時間に受けた。
同校では、高校受験を控えた3年生が、体調管理や生活習慣の改善を考えて健康的な生活リズムを整え、充実した夏休みを過ごせるよう開催。
講師は同社栄養士の小野寺恵さんが務め、健康な体を維持するため、腸内環境などについて語った。
小野寺さんは、腸の健康について①健康の要、はたらき②善玉菌を増やすには③話題の脳腸相関―などを順に説明した。
模型を使いながら、腸には小腸と大腸があることを説明。小腸は長さ約6mで栄養分を吸収する。大腸は長さ約1・5mで、水分を吸収して便を作る―などと語った。腸の中には約100兆個の菌があり、重さは約1kg。良い菌(善玉菌)、悪い菌(悪玉菌)、中間の菌(日和見菌)などがある。腸全体の役割として、病気から体を守る免疫機能があり、免疫力を高め、健康で長生きするには腸を丈夫にすることが大切―などと訴えた。
善玉菌を増やす方法として、「乳酸菌やビフィズス菌の入った飲料などを毎日飲んでほしい」と伝え、悪玉菌が増えると、風邪、感染症、腹痛などになりやすいことを述べた。
「早寝、早起き、朝ごはん」を推奨し、規則正しい生活を呼びかけた。
脳と腸の関係を表す脳腸相関については、「脳と腸は、神経を通じて、情報を交換し合っている」と話し、「緊張するとお腹が痛くなる。元気なときは、悩み事やストレスを感じにくい」などと話し、相互に繋がっていることを伝えた。
また、「平日に睡眠が足りなくても、週末にたくさん寝れば問題ない?」など10問の〇・×クイズが出され、小野寺さんの説明を聞きながら、生徒たちは笑顔で答えていた。


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