風連中2年 職場体験へ向け意識高める 栗原さん(昭和産業)講師に事前学習

【名寄】

風連中学校(石本義行校長)の2年生22人は、19日午前9時35分から企業経営者を講師に迎えた職場体験の事前学習(授業)を受けた。
同校2年生は、10月3日に陸上自衛隊名寄駐屯地、市立図書館、市立総合病院、幼稚園など7カ所で職場体験を実施する。
事前学習は、これまで同校の教諭が行っていたが、職場体験に行くに当たり、注意することやどのように学ぶかなど、生徒の気付きや意識を高めることを目的に、今年から企業経営者に依頼した。
17日から3日間に分けて実施し、最終日の19日は昭和産業株式会代表取締役の栗原智博さんが講師を務めた。
栗原さんは自己紹介の後、趣味のサッカーやアルバイトの話を交えながら、中学生から大学生までの頃を振り返った。
中学時代は、友人と苦労しながらサッカー部を作ったこと、高校時代は、新聞配達や土木のアルバイトをしたこと、大学時代は、父親が経営する会社が一度倒産したことなどを話した。
この中で、自分の欲しいものなど目的があれば、アルバイトは頑張れる―などを語った。また、「会社は居るだけではダメで、一人一人が働いて会社に利益が出る。仕事でも勉強でも、分からないことを『分かった』と言ってはダメ。全部覚えるのは難しいので、大事なところ『要点』を覚えることが大切」などとアドバンスした。
その後、自身が名寄観光まちづくり協会の会長を務めていることもあり、21日から23日まで開かれた「北海道国際映画祭+名寄」や、名寄の観光スポットなどを紹介し、地元の名寄を知ることで、今後の成長につながることなどを語って終了した。

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