黄色い大輪咲き誇る、道立サンピラーパーク ひまわりが満開に、多くの観光客らで盛況

【名寄】

道立サンピラーパーク「風の丘」(名寄市日進)では現在、ひまわりが満開。黄色い大輪が咲き誇り、多くの観光客らが訪れ、盛況となっている。また、なよろ観光まちづくり協会(栗原智博会長)が中心となって「なよろひまわりまつり」が18日まで開かれ、フォトブースや売店などがにぎわいを見せている。
同パークのひまわりは、名寄の観光資源の一つであり、毎年、多くの人が足を運び、真夏の人気観光スポットとなっている。
今シーズンは、8月初めからひまわりの花が咲き始めるとともに、3日から同まつりがスタートしている。10日ごろから見頃を迎え、現在、満開となっている。
真夏の空の下、大輪が咲き誇っており、辺り一面を黄色く染めている。連日、多くの観光客らが訪れ、ひまわりを間近で眺めたり、遊歩道を巡ったりするなど、にぎわいを見せている。
同まつり会場では、観光案内所と大型テントを開設。フォトブースを用意し、写真映えを狙って「ひまわりドア」と「NAYORO」のオブジェを設置。盛大に咲いているひまわりをバックに写真を撮る人たちが多くなっている。
好きなひまわりを摘み取って持ち帰ることができる「ひまわりラッピング」が人気を集め、同協会では「お盆の仏壇にひまわりを供える方もおり、利用が多い」と話す。
売店では、名寄の特産品や農産物で、ひまわり油や野菜詰め合わせなどを販売。さらにスライス状に削った冷凍イチゴに練乳をかけた「削りいちご」、なよろ大福を乗せた「抹茶かき氷」が連日の暑さで売れ、盛況となっている。
現在、同協会のインターンシップで中央大学経済学部3年の山崎寛太さん、皆川剛毅さんが同まつりのサポートに入っている。
皆川さんは「ひまわり畑は広大で、ひまわりや山の景色を見て感動した。道外の方も名寄を訪れており、観光の仕事に携わりながら『ひまわりまつり』でおもてなしができて、うれしい」。
山崎さんは「ひまわりは他に北竜町などがあるが、差別化がされている。どのようにすれば多く来ていただけるか考えたい。観光資源のPRは楽しく、多くの方にその土地の魅力を感じてほしい」と語る。
同協会によると、ひまわりの見頃は来週いっぱいまで。今後も暑い日が予想されるため、日傘の準備など暑さ対策を呼びかけている。