STEP名寄教室 池田結翔さん(名小6年)銅賞 毎日こどもピアノコン本選 悔しさバネに「バッハコン」挑戦

【名寄】

来年は金賞を取りたい―と意気込む池田結翔さん

 市内西4南7のピアノ教室「STEP」名寄教室に通う池田結翔さん(名寄小6年)が、第44回「毎日こどもピアノコンクール」本選会に出場し、銅賞を受けた。「予選よりも上手に弾けましたが、昨年と同じ銅賞だったので悔しいです」と話す。
 池田さんは、7月6日に旭川市大雪クリスタルホールで開かれた同コンコール宗谷地区予選会の小学6年の部で銀賞を受賞し、8月7日に札幌サンプラザコンサートホールで開かれた本選会への出場を決めた。
 本選会は、幼稚園年長、小学2年、4年、5年時に続いて5回目の出場。当日は予選会と同様に課題曲の「インヴェンション第14番」(J.S.バッハ作曲)、選択曲の「ソナタK545ハ長調 第1楽章」(モーツァルト作曲)を演奏し、銅賞を受賞した。
 本選会を振り返って「予選の時より練習通りに弾けました。予選では2曲ともテンポが速くなってしまいましたが、本選では速さに気を付けながら、強弱もしっかり付けました。結果は昨年と同じ銅賞だったので悔しいです」と語った。
 今回の悔しさをバネに、今後は「日本バッハコンクール」に初めて挑戦することにしており、11月23日に札幌で開かれる予選に向けて練習している。
 「日本バッハコンコール」の小学5・6年C部門の課題曲が「シンフォニア」となっており、「毎日こどもピアノコンクール」の中学生の部の課題曲と同じであるため、来年の中学校進学後の「毎日こどもピアノコンクール」を見据えながら「どれだけ演奏できるのか実力を試したいです」と語る。
 同教室によると、「シンフォニア」は小学生にとって難易度の高い曲で、「インヴェンション」は二つのメロディーで構成しているが、「シンフォニア」は三つのメロディーが重なるため、表現力が問われる。
 現在は譜読みを行いながら、最後まで通しで演奏しているが、納得できる仕上がりには至っておらず、「今まで弾いてきた曲の中で一番難しいです。音を伸ばすところは伸ばすなど、音楽記号を意識しています」と話す。
 今後に向けて「来年も毎日こどもピアノコンコールに出て、今度こそは金賞を取りたいです。バッハコンコールでは『シンフォニア』を初めて弾くことになり、難しい曲ですが、本選に進めるよう練習を頑張りたいです」と意気込んでいる。

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