【名寄】
名寄高校(今中勇希校長)の第77回卒業証書授与式が、1日午前10時から同校体育館で行われた。今期の卒業生100人は名寄産業高校との統合前最後の旧名寄高校の生徒で、別れを惜しみながら3年間過ごした学び舎を巣立った。
式では、在校生や保護者の大きな拍手に迎えられ、卒業生が少し緊張した表情を見せながら入場。国歌斉唱、学事報告に続き、今中校長が卒業生に証書を手渡した。
今中校長は「卒業おめでとう」と祝うとともに、「卒業後は新たな環境に飛び込む。不安も多いと思うが、未来に大きな期待を持って自分の新しい道を楽しんでほしい。大いなる健闘を期待している」などと式辞。
来賓の山本和則同校PTA会長は「4月からは社会人や進学などそれぞれの道に進み、大人への一歩を踏み出すことになる。今までは保護者に支えられた生活だったが、これからは自分の行動に責任を取れる大人へと成長してほしい。困難なことも多くあるが、逃げずに立ち向かい、社会で活躍することを願っている」などと祝辞を述べた
在校生を代表して後藤隆太同校生徒会長(2年)が「進む道は違うが、何事にも積極的に取り組み、乗り越えてほしい。失敗することも多々あると思うが、何があるか分からない人生だからこそ、楽しめることも多いと思う」と送辞。
卒業生を代表して久光紗季さん(前生徒会長)が「ここでしかできない経験がたくさんできた。3年間はあっという間だったが、無駄な時間はなく、全てが成長できる大切な時間だった。家族や先生、仲間たちの数えきれない支えによるものであり、感謝している。これからも自分の道を精いっぱい進みたい」などと答辞を述べ、卒業後の新しい生活へ期待に胸を膨らませながら思い出の詰まった学び舎を後にした。


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