平和への決意を新たに 記念式典、こどもサミットなど出席 戦後80年ヒロシマ平和学習の旅報告会 名寄中 井上さん、梅野さん、山崎さん

【名寄】

 「戦後80年ヒロシマ平和学習の旅」報告会が、27日午後4時から市役所名寄庁舎4階大会議室で開かれた。
 戦後80年を記念して、市が初めて中学生を派遣したもので、派遣された井上ももさん(名寄中2年)、梅野悠貴さん(同3年)、山崎蓮さん(同同)の3人と、随行の教育委員会学校教育課主査の大沼房子さん、総務課総務係長の外山貴さんが報告した。
 報告会には、加藤剛士市長、岸小夜子市教育長、生徒の保護者、市職員など約30人が出席。
 一行は、8月5日に名寄市を出発して広島に到着。6日は平和記念式典と全国こども平和サミットに参加。午後から原爆ドーム、広島平和記念資料館などを見学。7日は平和学習の集いに参加して、8日に帰名した。
 井上さんは、平和記念式典、こども平和サミットについて「被爆者の話、平和のために活動している人を見て感動しました。今も世界各地で戦争や紛争が起きている。みんなで協力し、この世界を平和にしていきたい」。
 梅野さんは、平和記念資料館、平和学習の集いについて「平和が訪れるのは先になると思っていたが、被爆者の展示品などを見て、直ちに世界で軍縮の行動をすべき。日本が受けた原爆被害の恐ろしさを世界に伝えていきたい」。
 山崎さんは、広島は暑くてびっくりした―と話した後、「平和に対すること、被爆者の話、教科書やネットでは学べないことをたくさん学んだ。原爆ドームは、言葉に表せなかった。核兵器は必要だと思っていたが、間違いだと分かった。広島、長崎から平和を広めていくべき。人生を変えた大きな旅だった」。
 随行の外山さんが、日程全体を説明。大沼さんは「素晴らしい機会をいただいて感謝している。平和のことを学んだ3人の思いを、私たち大人世代も再確認した」と語った。
 報告を聞いた加藤市長は「全国市長会の会長をしている広島市長から、80年の節目の平和学習の旅の話がありました。皆さんは、平和記念式典などの重たさを感じたと思います。今回の体験を通して、平和への活動を続け、実践していってほしい」。
 岸教育長は「3人は、事前の作文審査で平和への思いが一番強かったと思います。今回学んだ平和のことを、伝えていくことが大事です。人権を尊重し、自然体で周りの人につなげていってほしい」と、それぞれ講評した。
 派遣された3人にとって、平和への思いを新たにした貴重な体験となった。

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