しもかわうどん祭り 全国の人気麺を食べ比べ 小学生向け競技も大盛況

【下川】

 第22回しもかわうどん祭りが、8月30、31の両日、にぎわいの広場で開かれた。同実行委員会(西村和樹実行委員長)主催。地元下川をはじめ道内外の有名うどんが並び、食べ比べる人の列ができた。
 初日は時折、降雨に見舞われたが、2日目は晴天に恵まれた。
 会場には、下川の手延べうどんに加え、愛知県名古屋市「きしめん」、北海道札幌市「純雪うどん」、京都府や兵庫県の名物うどん、下川商業高校オリジナルの「さつまいもうどん」などが並んだ。デザートなど他の料理も人気を集めた。
 両日とも来場者でにぎわい、うどん乾麺のつかみ取り参加券付きチケットの販売や、各出店などに並ぶ姿が見られた。
 初日を締めくくるステージイベント「ふるさとどんちゃん」では、町のイメージキャラクター“しもりん”のパネルを載せた「子どもみこし」を地元の小学生らが、大きなうどんの模型を載せた「どんちゃんみこし」を有志20人以上が担いで巡行。来場者による水かけも行い、みこしを清めた。餅まきも盛り上がった。
 2日目は、小学生向け新企画「うどん何gでしょう?」と、9年ぶりに復活した「うどん早食い競争二人羽織」が行われた。
 「うどん何g」は町内外の小学生14人が、200gのうどんを指定の重さになるまで食べて減らし、どれだけ指定量に近づけるかを競った。
 3グループに分けて競技を行い、各グループの残す量は実行委員長の引いたくじで決定。1グループ目は目標60gに対し、残さず食べた子どもが一番近い結果となって笑いを誘った。最後のグループでは町内在住の寺澤空翔君(4年)と紋別市在住の高橋諒君(6年)が指定された130gちょうどまで減らし、2人そろっての総合優勝、ぴったり賞で会場を沸かせた。残ったうどんは各自持ち帰って味わう。
 「うどん二人羽織」では、二人羽織で食べる早さを競うが、下川、名寄、札幌など道内の他、福岡県、山口県、千葉県など全国各地から合計16ペアが出場。
 早く食べ終えた上位3組に加え、ユーモア賞に地元下川のピエロ姿ペアとカオナシ(アニメのキャラクター)に扮(ふん)したペア、名寄からのディズニーアニメのキャラクターに扮したペアの3組が選ばれた。各入賞者に下川手延べうどんが贈られた。
 下川商業高校バスケットボール部運営によるバスケの「フリースローチャレンジ」や「3×3(スリー・エックス・スリー)大会」も開催。
 昨年も同校生徒の企画で実施したが、今回は実行委員会の仲介で、昨年結成されたプロバスケチーム「ラナピークス北海道」も協力した。
 チームキャプテンの高山大河さんは「チーム初のイベントになった。3×3はゴール一つあればどこでもできるバスケ。発展途上のスポーツで知名度を高めたい」と意欲的に取り組んでいた。
 他にも、幅広い世代のダンスや演奏、うどん乾麺のつかみ取り、木工や消防の体験など、盛りだくさんの内容で、来場者を楽しませた。

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