【美深】
名寄警察署(菊地俊也署長)は8月31日、美深小学校1年生の藤澤央輔君と小倉美琴さんの2人を、一日警察官に委嘱。北海道警察音楽隊・カラーガード隊のコンサート会場となった町文化会館COM100で交通安全啓発活動を行うなど、町民の事故防止意識高揚に一役買った。
美深町では、2020年に交通死亡事故が発生して以来、5年が経過。今回の取り組みは、交通死亡事故ゼロ2000日達成に向けて、町民の事故防止意識のさらなる高揚を目的としたもの。
同日午後1時半から同署美深警察庁舎(二瓶祥司所長)で行われた委嘱式で、警察官の制服に身を包んだ藤澤君と小倉さんは、りりしい制服姿で式に臨むとともに、二瓶所長から委嘱状を受けた。
その後、2人はパトカーで町文化会館へ移動。道警音楽隊・カラーガード隊コンサートを目当てに訪れた多くの町民でにぎわう同館で、うちわやポケットティッシュなどの啓発品を来場者一人一人に手渡すとともに、交通安全を呼びかけた。
また、屋外にはパトカーや白バイが展示され、多くの子どもたちが乗車し、写真撮影。また、白バイ隊員によるスラローム走行なども披露され、親子で楽しむ姿が見られた。
午後2時半からは道警音楽隊・カラーガード隊によるコンサートが開会。美深でのコンサートは、19年6月以来7年ぶり。
開会に当たり、藤澤君、小倉さんが登壇し、「交通事故に気を付けてください。死亡事故ゼロを続けましょう。それでは音楽隊の皆さんよろしくお願いします」と挨拶。
草野孝治町長が「音楽を通じ交通安全を学ぶ貴重な機会。交通事故死ゼロ1800日を達成している。これからも皆さんには、安全安心なまちづくりにご協力いただきたい」と呼びかけた。
ステージは、音楽隊による「サンダークレスト」の演奏で開幕し、「カルメン第1幕への前奏曲」「ストライク・アップ・ザ・バンド」など迫力の演奏を披露。
カラーガード隊のステージでは、音楽隊の演奏に合わせて旗を自在に操り、華麗なドリルとパフォーマンスを繰り広げ、来場者を楽しませた。



名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com