名寄小4年 段ボールベッド組み立て 大雨や地震想定し、防災学習

【名寄】

 名寄小学校(髙橋憲嗣校長)4年生13人の防災学習が、8日午前11時から同校などで行われ、名寄市の防災倉庫を見学するとともに、段ボールベッドの組み立てなどを体験した。
 社会科の授業「自然災害に備えるまちづくり」の一環として実施。
 近年の大雨をはじめ、最近では8月21日に震度2の地震が発生したこともあり、災害を想定して防災意識を高めてもらうため、名寄市役所総務部防災担当が協力し、防災学習に取り組んだ。
 まず、市役所名寄庁舎南側にある屋外防災倉庫を見学。発電機や非常食、投光器、マット、段ボールなどの防災用品に加え、ダンプやパワーショベルといった車両が備えられているのを目にした。
 また、名寄庁舎3階にある豊栄川監視システムを見学。カメラが設置されていたり、水量をリアルタイムに確認できたりすることなどを理解した。
 その後、同校体育館で段ボールベッドの組み立てを体験。段ボール9箱を組み立てて並べ、その上に毛布を敷いて、ベッドを完成させた。
 100kgほどの重さには耐えられるとのことで、児童たちは座ったり、横になったりしながら寝心地を確かめていた。
 また、段ボール製のトイレ、避難所用のテントがあること。同校体育館は災害時の避難所に指定されていることも知った。
 児童たちは「避難所で少しでもプライバシーを保つための工夫が分かりました」などと感想。
 防災担当職員は「災害はいつ、どこで起こるか分からず、避難しなければならないこともあるので、家でしっかりと準備してください」と呼びかけた。

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