【名寄】
「ゼロカーボンシティ名寄」ロゴマークデザインの表彰式が、16日午後5時から市役所名寄庁舎で行われた。最優秀賞の伊藤賢一さん(名寄消防署)、優秀賞の萬歳ことみさん(名寄東中学校2年)、勝又侑乃さん(なよろ観光まちづくり協会)、平川凛さん(名寄高校2年)に、加藤剛士市長から表彰状などが贈られた。
名寄市は2021年3月、50年までに二酸化炭素排出量をゼロにする目標を掲げた「名寄市ゼロカーボンシティ」を宣言。官民連携による名寄市ゼロカーボンシティ推進委員会(臼田進委員長)を組織し、22年2月に「名寄市地球温暖化対策実行計画」の事務事業編(公共施設など主に行政分野が対象)を策定した。
今年3月には、市民と行政が一体となって進める同計画の区域施策編を策定し、脱炭素社会に向けた取り組みを推進している。
ロゴマークデザインもゼロカーボンを推進するための一つの取り組み。市が7月18日から8月29日までロゴデザインを募集。全部で38点の応募があり、同推進委員会委員で作品を選考し、最優秀賞1点、優秀賞3点を決定した。
表彰式では、受賞者4人に表彰状を手渡した加藤市長が「おめでとうございます。どれもが優劣つけがたく、名寄をイメージした素晴らしい作品」とたたえた。
また、実行計画を策定して脱炭素化の取り組みを進めているとし、「ロゴマークはゼロカーボンシティのシンボルとなるもので、市民の興味、関心を高め、意識醸成のため、有効活用しながら広く周知していく。皆さんには、この受賞を機に省エネなどの取り組みを実践していただくとともに、市民の一つ一つの行動が住みやすいまちになるよう取り組みたい」と挨拶した。
受賞者を代表して最優秀賞に輝いた伊藤さんが「名寄で生まれ育って約50年。冬の星空が特に好きで、ずっと残したい思いを作品に込めた。私たち一人一人の活動は地球規模で見ると小さいが、これからも脱炭素社会の実現に向けて取り組みたい」を話した。

伊藤さん、勝又さん、
平川さん(左2番目から)




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