【名寄】
名寄高校(今中勇希校長)、名寄自動車学園(和田敏明代表取締役)による「ようこそ!空の未来教室~ドローンが拓く新しい空の時代へ~」が、11月28日午後1時55分から智恵文小中学校(西岡裕英校長)体育館で開かれ、同小中学校の児童・生徒にドローンの魅力を伝えた。
同学園では、2017年から民間資格のドローン教育を開始。2022年には国家資格が創設され、23年8月に国交省から登録講習機関として認定。ドローンスペシャリスト2人を配置し、ドローン教育を推進。
名高は本年度、文部科学省の高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の採択を受け、同校情報技術科では同学園の協力を得て、ドローンの操縦やプログラミングなどに関する授業に取り組んでいる。
名高と名寄自動車学園は今年8月、産学連携事業に関する連携協定を締結。ドローン授業の取り組みをより推進するとともに、同学園が実施するドローンを活用した地域貢献事業へ、生徒が積極的に参画することなどが盛り込まれている。また、生徒たちは12月21日に東京の電気通信大学で開催される、第3回ドロカツ東日本大会に出場予定。
今回の教室は、ドローンが活躍する多様な分野を紹介し、ドローンの社会的な価値や未来の可能性を伝え、操縦体験を通して、ドローンをより身近なものとして感じてもらうことを目的としたもので、小中学校を対象に初開催された。
同小中学校には講師として同学園営業部長の江良正雄さん、インストラクターの湯浅哲さん。補助生徒として名高情報技術科1年生8人らが来校。教室には、同小中の小学4年生から中学2年生まで15人が参加した。
江良さんが、ドローンについて「ドローンはリモコンやプログラムで操作できる、空飛ぶロボット」などと話し、空撮や農業用などのドローン活用や、空飛ぶクルマやAIドローンパトロール、ドローンによる安全な屋根の雪下ろしなど、未来のドローンなどについて説明。「上空から見ると世界が少し変わって見える」などと語った。
児童・生徒たちは、インストラクターによるドローン飛行や空撮などのデモンストレーションを見学した後、重量が100g未満のドローンを使い、名高生を講師に小中生の有志がドローンの操縦を体験。
初めて送信機を手にした児童・生徒は、名高生から操縦の基礎を学んだ後、体験スタート。すぐにコツをつかんだ児童・生徒たちは、5m先の輪をくぐり、出発地点に着陸させるなど、見事な飛行を見せ、拍手が送られた。
体験を終え、児童・生徒代表が、「貴重な見学や体験をありがとうございます。ドローンにはこれまでも関心がありましたが、今回の教室でさらに興味が深まりました」などと感謝を込めた。







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