稚内で日頃からカーリングに励む高校生、一般のチームが先に開かれた全国、全道規模などの各種大会で上位入賞した。
〇…第23回日本シニアカーリング選手権大会が11月21〜24日に妹背牛町で開かれ、女子4人制で稚内協会所属の川村みゆきさん、小林陽子さんを含むチームHOKKAIDOが準優勝した。
10月に帯広市での全道大会で2位となり、全国出場を果たした。女子は8チームが2ブロックに分かれて予選リーグ。唯一、軽井沢C・Cに黒星を喫してしまい2勝1敗で2位通過。決勝トーナメントでは準決勝で札幌CAに9対4で勝利。決勝では再び軽井沢を相手に4対5で惜しくも敗れ、スイスでの世界選手権出場を逃した。
川村さんは「仲間と楽しみながら決勝トーナメントに進出することができました。決勝戦では残念ながら軽井沢に負け、世界選手権は叶いませんでしたが次こそはと目標にして前に進みたいと思います」。小林さんは「今年こそはと挑んだ日本シニア選手権大会でしたが、軽井沢に負け、スイスへ行くことができませんでした。ただ進化して来年こそはと思わせてくれる試合ができたと思います」とコメントした。
〇…第21回全道高校カーリング選手権大会が今月5〜7日に北見市常呂で開かれ、女子の部で稚内の北川桜華さん(3年)と丸山莉夢さん(1年)を含むチームの稚内・名寄・帯広が準優勝に輝いた。
今春に愛好会から部活動に昇格し、部としては初の高校選手権。予選は総当たりで、2勝1敗で2位通過。準決勝で北見藤に12対1で勝利し、決勝は札幌協会に2対6で敗れ、全国出場を逃した。男子は稚内単独チームで出場したが、予選敗退の結果だった。
北川さんは「準優勝できて嬉しかったです。同時に悔しさも感じましたが、チーム全員で全力をかけた試合に達成感も感じました。今後はこの経験を活かしていきたいと考えています」。丸山さんは「今回、初めての高校生大会で準優勝という結果を残せてよかったです。優勝まであと一歩の所で届かなかったのはすごく悔しいですがこの思いを忘れず来年も頑張りたいと思います」と述べた。
〇…男女混合ペアの第19回北海道ミックスダブルスカーリング選手権大会道北ブロック予選会が、今月13〜14日に名寄市で開かれ、稚内のMSCわっかない(稲場滉人・奥山美佳組)が優勝、笈川・石舘(笈川綾那・石舘正梧組)が準優勝し、2月5〜8日に妹背牛町で開かれる全道大会出場権を得た。
MSCの2人は「また全国の舞台に立てるよう最後まで諦めずに挑戦します。応援してくださる皆さんに感謝の気持ちとカーリングの魅力を届けられるようなプレーを心がけます」。笈川さん・石舘さんは「楽しむ気持ちを忘れず、全力でプレーしたいです」と語った。(梅津眞二)


活躍の稚内勢

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