【名寄】
名寄消防署(谷口直寿署長)の「2025年度消防隊企画訓練」が、17日午前10時からエンレイホール第3駐車場で行われた。一般国道40号名寄美深道路(バイパス)での多重衝突事故発生を想定し、迅速な救助や医療機関との連携を深めた。
同署では、災害現場でのより迅速で的確な救助活動ができるよう、さまざまな災害や事故を想定した訓練を実施し、隊員の技量向上を図っている。
今訓練では、冬場のバイパス上での事故を想定。多数の傷病者が発生したケースに対応できるよう、隊員の知識や技術の向上を図るとともに、医療機関との連携強化を目的に実施。冬場の交通事故を想定した訓練は、今回が初めて。
マイクロバス1台と乗用車4台の計5が絡んだ多重衝突事故で、駐車場をバイパス上に見立てて訓練を実施。名寄消防署員34人と名寄市立総合病院の医師や看護師11人が参加した
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事故発生の通報を受け、名寄消防署の先発隊が現場に到着。事故状況や傷病者の状況などを確認して本部へ報告。車内に閉じ込められた傷病者に声を掛けながら、傷病程度などを確認。カッターや油圧スプレッターといった機器を用いて、窓ガラスを割ったり、ドアをこじ開けたりして傷病者を救出。
エアテント(仮設救護所)に搬送された傷病者は、医師や看護師によって傷病の緊急度や重症度をチェック。その後、医療機関に搬送するまでの工程を、本番さながらの緊張感の中で展開。
署員は救助技術の向上を図るとともに、それぞれの役割や、署員同士、医師・看護師との連携を確認するなど、万が一の事態に備え気持ちを引き締めていた。



