【名寄】
市内西11南4の書心書道教室(主宰・米山秋水さん)に通う清水心晴〔こはる〕さん=名寄中3年=は、国際書道協会(小原道城会長)主催の第57回全国学生書道展で、かな作品を出品し、学年(中2部門)で唯一となる最高賞を受賞。同時に会長賞も獲得するという異例のダブル受賞に、周囲からは驚きと称賛の声が上がっている。
同書道展は、次代を担う青少年を対象とした公募展。例年、秋に作品を募集し、道内を中心に全国各地から6千点ほどが出品されている。展覧会は今年3月に札幌市民ギャラリーで開かれ、作品約2800点(入選以上)が展示された。
最高賞に輝いた清水さんは、初挑戦となる「かな」作品を出品。二つある手本から、松尾芭蕉の俳句「身にしみて だいこんからし 秋の風」を選び、したためた。制作にあたっては、ひらがなと漢字の力強さの対比や、筆先から入り筆先で抜ける―という、「かな」特有の繊細な筆遣いを意識したとのこと。作品は昨年10月頃に書いたそうで、「秋らしいので、この作品を選びました。書いている時間はとても楽しかったです」と笑顔で振り返る。
清水さんは小学3年生の時、友人の影響で書道を始めたという。これまでは漢字を中心に書いてきたが、小学6年生の頃から「かな」の練習を始めた。
月3回の稽古で、毎回2枚ずつ清書。その中で最も納得のいく一枚を選ぶというスタイル。書道歴6年目で手にした栄冠は、米山さんも「これほど短期間での最高賞は極めて稀」と語る。
清水さんの書について、米山さんは「大胆で思い切りが良い。特に、文字の配置や余白のバランスの取り方は、教え込まれて身に付くものではなく、彼女が持つ独特の感性」と評する。
書道の魅力について清水さんは、「一度書いたら手直しができないからこそ、集中力が大切になってきます」と、その緊張感を魅力に挙げる。
現在は毛筆「準学生名人」の段位を持つ清水さん。次なる目標は最高位の「学生名人」を挙げる他、「かなの練習開始が遅かったので、学生名人到達は厳しい道のりかもしれないけれど、行けるところまで上りたいです」と、さらなる高みを目指す。

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