なよろ産業まつり、約20年ぶりに浅江島公園で開催 多くの地域住民が来場、餅まきや赤福販売などにぎわう

【名寄】

「もち米日本一フェスタ第46回なよろ産業まつり」が、25日午前9時半から浅江島公園で開かれた。約20年ぶりに同公園で開催され、多くの地域住民が来場して恒例の餅まきや「もちつきチャンピオン決定戦」などの多彩な企画で会場は大いに盛り上がった。
 同実行委員会(委員長・加藤剛士市長)の主催。例年はなよろ健康の森を会場に開催していたが、移動負担があり、市民から市街地開催を求める声があることなどを踏まえ、できるだけ多くの地域住民が足を運びやすいよう、今年は、過去に開催していた浅江島公園を会場に開催した。
オープニングで名寄太鼓保存会「源響」が力強いばちさばきを披露したあと、加藤市長が「名寄の旬の食などを楽しんでほしい」。来賓の中野秀敏道議会議員、名寄市と姉妹都市提携を結ぶ山形県鶴岡市の皆川治市長、北海道米アンバサダーも挨拶した。
開会式後の恒例企画となっている餅まきは今回も人気を集め、多くの来場者が参加。加藤市長や来賓が、ステージ上から小袋に入った当たり付き(名寄産農産物やヨロカポイントなど)の餅をまき、来場者は飛び交う餅をキャッチするなどして盛り上がった。
会場内には各種団体などがブースを出店。新鮮で種類豊富に取りそろえた名寄産の野菜をはじめ、肉類や牛乳なども格安で販売し、飛ぶように売れていた。鶴岡市の物産販売も行われ、盛況だった。
また、恒例の伊勢名物「赤福」販売は今年も大行列。千箱限定で、多くの人が買い求め、あっという間に完売となった。昨年に引き続いて販売した「赤福氷」や、岡山県名物で廣榮堂の「きびだんご」も人気を集めていた。
ステージイベントでは、16代目の「もち大使」を決める「もちつきチャンピオン決定戦」が行われ、おいしさ、つきっぷりなどを審査。4ペアが参加し、結果、もち米農家の山家智彦さんと会社員の高橋華菜さんペアが15代目「なよろもち大使」に輝いた。この2人は13代目から15代目まで連続で同大使を務めており、今回の優勝で4回目の同大使となった。
名寄建設業協会による職業体験プログラムブースも子どもたちに大人気。多くの子どもたちが集まり、ミニショベル操作やかんながけ、高所作業車乗車などの体験を通して建設業への関心を深めていた。
この他、北鼓童なよろとひまわりちびっこ隊によるよさこい踊り、ジャグリングなどのステージ発表。木工製品や林業機械展示、木工体験のトントンコーナーなども用意され、会場は大いににぎわっていた。

名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com