下川商高2年末永さん、英検合格に喜び 全商1級、実用準2級 会話へ生かせる楽しさを実感

【下川】

下川商業高校2年の末永元気さん(17)が、全国商業高等学校協会(全商)主催の英語検定1級と、日本英語検定協会主催の実用英語技能検定準2級に合格。来年1月の実用英検2級試験を次の目標に励む。「合格は素直にうれしい。実用英検2級は壁が高い。今よりもっと勉強する必要がある」と意欲を語る。
 末永さんは名寄中学校出身。「バスケットボールをしたい」とバスケが盛んな下川商業高校に進学した。
英語を学び始めたのは中学生のころ。海外留学の経験がある母親に教えてもらううちに、学んだ英語で会話できる喜びを感じるようになり、英語が好きになった。中学3年になってからは名寄の英会話教室にも通い「外国人教師と英語でコミュニケーションをとれたことが面白かった」と言う。
全商英検は下川商業高で受験でき、筆記とリスニングが出題される。一方、実用英検は2級まで名寄高で受験でき、3級以上になると筆記、リスニング、英作文の出題に加えて面接も受ける。
末永さんは、高校に入ってからもバスケや学校の勉強の合間に英語を学び続け、1年生時の昨年12月に全商英検2級に合格。2年生になって今年9月10日に合格率1、2割とされる超難関の全商1級に、合格ライン70点に対し78点で合格した。さらに実用英検準2級(9月に一次試験、11月5日に二次試験)も受けて合格した。
勉強に「過去問を解き、できなかったところは回答を見て復習。英語関係の動画サイトも見て楽しみながら学んでいる。上級になると単語も難しくなり、単語帳を使って覚えている。商業科の英語授業の範囲だけでは難しく、独学でしないとならないのがつらい」。今後の進路に「英語をもっと勉強したい。それができる大学に進学したい」と話す。
同校英語科の藤林涼太教諭は「2年生でこれだけの実力を持てるのは素晴らしい」とたたえる。

英語を楽しく学び、全商1級に合格した末永元気さん