【名寄・美深】
JR北海道の新型除雪車両「キヤ291形」ラッセル気動車の試運転が、宗谷本線で行われている。
同車両は、現行の除雪車両「DE15形」ラッセル機関車が1972年から80年にかけて製造され、老朽化による各部の腐食や使用部品の生産中止などにより、今後の継続使用は困難となっていることから、置き換え車両として2021年11月に導入された。
キヤ291形は現在、1両のみだが、石北本線の新旭川~遠軽間で冬季に運行されている。
宗谷本線では、現行のDE15形で運行されているが、試運転としてキヤ291形が走行したことはある。
新型車両の特徴として、GPSによる車両操作支援装置をはじめ、除雪装置の状態を確認するカメラを搭載し、運転室内で確認が可能。
また、除雪装置やエンジンなど車両の動作状況を表示するモニターを搭載し、除雪やメンテナンス作業を補助している。
除雪装置はDE15形と同様のものを搭載。愛称で「Vermilion Russel(朱色のラッセル車)」も付いている。
今後、キヤ291形は増備される見通しで、将来的には宗谷本線も新型車両に置き換えられ、除雪作業が行われる予定だ。
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