中学生以下がアーチ合戦 下川ジュニア大会兼スズキ杯、地元勢も練習成果を発揮し健闘

【下川】

下川スキー協会(押田真会長)、町教育委員会が主催の「第50回下川ジュニアジャンプ大会兼第11回スズキ杯ジャンプ大会」が、24日午前10時から下川シャンツェで開かれた。
ジュニアのスキージャンプが盛んであり、多くのジャンプ選手を世界へ輩出している下川町を舞台に、地元・下川をはじめ、名寄、札幌、余市などから中学生以下40人が出場。
例年に比べ1カ月早い開催だったが、今季の異常な暖気に悩まされてきた。1週間前の暖気の影響でジャンプ台の状態が悪くなったことから、中学生はK点65mのジャンプ台を使用するところを、K点40mのジャンプ台へ変更を余儀なくされた。
大会当日は最低気温マイナス20度以下を記録し、下川らしい寒さが戻っての開催。ジュニアジャンパーたちがアーチ合戦を展開した。
下川ジャンプ少年団は、中学生女子の部で菊池楼紗さん(名寄中2年)が1位、郡司真那さん(下川中3年)が2位。小学生高学年女子の部で竹本祐那さん(下川小6年)が1位。小学生ミニヒルでも斎藤千薫君(同5年)が1位と活躍。
小学生低学年女子の部1位の工藤みはなさん(同2年)は、就学前の6歳からジャンプを始めた。スキー場で遊んでいたとき、ジャンプ少年団員たちが練習する姿を目にして「楽しそう」と思ったのだそう。大会出場は2年目となり、「空中を飛んでいるときが楽しい。(下川町出身の)伊藤有希選手みたいになりたい」と笑顔で語る。
各部門1位と本紙関係分上位者の成績は次の通り(J=ジャンプ少年団)。
◇小学生▽ミニヒル〔K点8m〕①斎藤千薫(下川J)▽低学年女子〔K点26m〕①工藤みはな(下川J)▽同男子〔同〕①姫野寛己(札幌J)▽中学年女子〔同〕①清水那胡(札幌J)▽同男子〔同〕①馬場遼太郎(札幌J)▽高学年女子〔同〕①竹本祐那(下川J)▽同男子〔同〕①芹川吏憂(札幌J)
◇中学生▽女子〔K点40m〕①菊池楼紗(下川J)②郡司真那(同)▽男子〔同〕①佐々木星語(札幌J)②岡部凛大郎(札幌J)⑦長谷川琉已(下川J)

また全成績は下川町HPhttps://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/2024/02/12296224-50-11.htmlにも掲載されている