熊谷選手が全国大会へ決意 工藤市長が期待込めて激励

工藤市長を表敬した熊谷選手と監督の智明さん

  20日に横浜武道館で開かれた第48回全国道場小・中学生剣道選手権大会の小学生男子個人戦に出場の稚内白樺剣道スポーツ少年団の熊谷虎明選手(東小6年)、父で監督の智明さんや稚内剣道連盟関係者が17日、工藤広市長を表敬。熊谷選手が全国大会に向けて意気込みを語った。

  熊谷選手は、6月に旭川市で開かれた全道大会で、89人が出場した小学生男子個人戦で優勝。身長138㌢で各地の強豪選手に比べると体格差があるが、持ち前の体力で最後まで集中を切らさず勝ち抜いた。稚内剣道連盟で個人戦の全国大会出場は、1984年に当時の中学生が全道大会で優勝して以来、40年ぶりの快挙となった。

  熊谷選手や智明さん、鈴木聡稚内剣道連盟会長、工藤大輔同少年団代表が表敬。工藤市長と普段の練習方法などで懇談し、全国大会に向けては「気持ちで負けないように日頃の練習成果を発揮してほしい。みんなで応援しているので頑張ってください」などと激励した。

  熊谷選手は「今まで練習してきたものを出し切り、入賞(3位以内)を目指したい」と意気込み、智明さんは「大会では練習以上のことを出すのが難しいので、気負いせずに積み重ねてきたものを出し切って戦ってほしい」などと話した。

  また、市庁舎外壁には熊谷選手を応援する懸垂幕を掲揚し、市民など来庁者に周知しているほか、関係者も期待を寄せている。

  全国大会の小学生男子個人戦は64人がトーナメントで争う。熊谷選手は初戦で沖縄県代表の糸満剣志会の選手と対戦する。

     (千葉大輝)