力いっぱいきね振るう 名寄市東地区連絡協議会、5年ぶり「もちつき大会」盛り上がる

【名寄】

名寄市東地区連絡協議会(土屋幸三会長、7町内会)主催の「もちつき大会」が、1日午前10時から名寄東小学校体育館で開かれた。
餅つき行事は、同協議会事業として毎年開催。新型コロナ感染症拡大により、2019年の開催を最後に中止を余儀なくされてきたが、5年ぶりに企画された。第13区町内会(土屋会長)をはじめ、各町内会の役員らが前日に準備作業を行い、当日は子どもから大人まで約140人が参加した。
開会式で土屋会長が「多くの方々に参加いただき感謝しています。餅をつきながら、楽しく思い出に残る時間を過ごしてもらいたい」と挨拶。参加者全員で記念撮影を行った。
もちつき大会には、ゲストとしてなよろ名誉もち大使の水間健詞さん、及川友和さんを招いた。水間さんは「臼に入れたもち米は、つく前にしっかりこねること。おいしい餅を作るポイントは、こねる作業で決まる。また、米が蒸し上がってから餅が完成するまで、できる限り素早く作業することが大切」などと説明。
続いて、水間さんと及川さんが餅つきのデモンストレーションを披露。参加者のカウントの声に合わせて、及川さんは計100回、杵を振り下ろした。水間さんがつき上がった餅を持ち上げると、まるで熱々のチーズのように伸び、子どもたちから歓声が上がった。
続いて、来場者が餅つきを体験。会場には大人用と子ども用の臼ときねを2セットずつ用意され、ミニサイズの臼では、幼児や児童たちが水間さん、及川さんのサポートを受けながら力いっぱいきねを振り下ろす姿が見られた。
高学年の児童や女性の参加者は、重いきねに手を焼きながらも一生懸命に餅をつき、周りで見守る地域住民からは「よいしょ、よいしょ」の掛け声が上がり、日本の伝統文化に親しみを深めた。
つき上がった餅は、エプロン姿の参加者たちが、思い思いの大きさに丸めて、あん餅にして味わった他、昼食では雑煮、きな粉、納豆、砂糖醤油など好みの味付けで味わい、名寄産もち米でついた餅のおいしさを実感している様子だった。

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