名寄高校 成長実感できる3年間に 131人が気持ち新たに入学式

【名寄】

名寄高校(今中勇希校長、生徒389人)の2025年度入学式が、8日午後1時から同校体育館で行われ、新1年生131人が期待を胸に3年間の高校生活をスタートさせた。
名寄高校は2023年4月、旧名寄高校と旧名寄産業高校が統合して誕生。本年度は新入生131人(普通科112人、情報技術科19人)が入学。これで1年生から3年生まで新名寄高校の生徒となった。
会場では、保護者、教職員による拍手に迎えられ、新入生が入場。各クラスの担任教諭が一人一人の名前を読み上げ、今中校長が入学を許可。
今中校長が「自分を大切にし、自ら考え学び続ける(じぶん)、多様性を尊重し責任ある行動をとる(みんな)、郷土から新たな価値を創造する(つくる)―この学校教育目標は、皆さん一人一人の中にある可能性を引き出すとともに、地域と共に成長し、未来を切り開いていくための道標。日々の高校生活を通して自分自身の成長を実感できる、充実した3年間となることを願っている。皆さんには高校生活の中で、『なぜだろう』という疑問を大切にし、その問いを探究する感性を育んでもらいたい。他者と意見を交わし、多様な視点に触れながら、正解のない問いに挑戦する力を養ってください。そして、困難な課題に向き合いながら、誰もが納得する答えや、状況に応じた最適な答えを導き出す力を身に付けてほしい」と式辞。
来賓の山本和則PTA会長が「高校での3年間は、皆さんの未来を築く大切な時間となる。目標に向って一生懸命取り組む、最後までやり抜く力を大切にするという教えである校訓『集中の行』の精神を忘れず、出会いや挑戦する気持ちを大切に、失敗を恐れず積極的に挑戦し、自分自身を成長させてほしい」と祝辞を寄せた。
新入生を代表し、折原さくらさんが「私たち新入生一同は、主体的に行動し、多様性を尊重して、地域のため、自分のために責任ある行動をとりたい。授業、部活、学校行事などで、一人一人の個性と力を発揮し、先生方や先輩、仲間と共に切磋琢磨(せっさたくま)し続けます。そして、名寄高校の一員としての誇りを持ち、校訓『集中の行』の精神を胸に、未来のために学び続けることを誓います」と宣誓した。
同校吹奏楽部から校歌も紹介されるなど、新入生は新しい学校生活に期待を膨らませていた。

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