中体連出場を目標に活動 名寄市バレーボール協会 名寄ジュニアクラブ発足 男子中学生の活動環境を整備 小中高連携で競技盛り上げる

【名寄】

 名寄市バレーボール協会(大沼広明会長)は、男子中学生のバレーボールクラブチーム「名寄ジュニアバレーボールクラブ」(遠藤政文代表)を発足させ、今月1日から活動を開始した。名寄をはじめ近隣市町村の中学生を対象にメンバーを募集中で、遠藤代表は「来年の中体連出場を目標に掲げている」と話している。
 大沼会長と遠藤代表によると、少年団活動に取り組む小学生が、中学校進学後もバレーに取り組める環境を整備することが必要―と、地域の力を結集、同クラブを発足。
 また、名寄や近隣で高校でも男子がバレーに取り組める土壌が整いつつあるとのこと。名寄高は本年度、既存の「女子バレー部」を、女子に限定しない「バレー部」に改め、男子も活動できる環境を整備。下川商業高と士別翔雲高は男子バレー合同チームを発足させ、春高バレー北海道代表決定戦に出場するなど、男子バレー競技を盛り上げる地域の機運は高まっている。
 新たに発足した同クラブは、学校や地域の垣根を越えて活動。中学生男子がバレーを競技する環境を整え、高校の活動へとつなげることが目的。
 大沼会長は「部活動の地域移行にも関わる。中学での活動の場が確保されることで、小中高が連携して、名寄でジュニア選手を育成できれば―と考えている」と、長期的視点でジュニアスポーツの育成環境を再構築するNスポーツコミッションの「ジュニアスポーツエコシステム形成事業」にも登録した。
 同クラブは、中学1年生と3年生の6人で活動(15日現在)。多くが小学生の頃にバレー少年団で活動し、学校ではバスケットボールや野球など他の競技の部活動に所属するメンバーもいる。
 指導は、同協会に所属して風連美深バレーボール少年団で監督を務める遠藤代表、佐藤信吾さんの他、地域住民、保護者がサポートに当たっている。
 練習は火・水・金曜の午後4時半から同7時まで、名寄西小体育館の他、少人数の場合は風連中央小体育館で活動。月会費は千円。この他、月(名寄中)・木(名寄西小)曜日の午後7時からの練習にも参加可能。
 参加希望者は、ライングループに登録して連絡を。また、活動時間や場所が変更になる場合があり、ライングループで確認を。
 同クラブで活動する日根野澄空さん(風連中3年)は「友達とバレーがしたくて入会し、とても楽しい。高校でもバレーを続けたい」と笑顔。
 今後の展開で、遠藤代表は「市民大会などローカル大会に出場したい。目標は来年の中体連出場」と語る。
 活動には中学生の他、小学6年生男子も少年団の活動時間外に限り参加可能で「バレーをやってみたい、体験したい方は、ぜひ参加してほしい。活動をサポートしていただける地域の方々も募集している」と呼びかける。

名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com