【名寄】
名寄カーリング協会(東川孝義会長)の中学生女子チーム「Parlant(パーロント)」が、「清月杯第4回全農全日本中学生カーリング選手権大会北海道代表選考会」で初優勝を果たした。同チームの選手4人は、12日午後4時半に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に初タイトルの喜びを報告するとともに、全国大会に向けて抱負を語った。
同チームは、ファーストの辻下紗輝さん(東中2年)、セカンドの菅戸凛乃さん(名寄中3年)、サードの坂上歩優さん(同)、フォースの水間柚花さん(東中3年)の4人編成。活動4年目で、チーム名はフランス語で「おしゃべり」。
初出場した昨年の同大会では準優勝の好成績を収めたが、全国大会出場には惜しくも一歩届かず、悔しい思いをした。
今大会は全道各地から10チーム(男女混成のミックスが8チーム、女子のみが2チーム)が出場。3、4チームずつの予選リーグを行い、3チームリーグは1位のチーム、4チームリーグは上位2チームが決勝トーナメントで優勝を争った。
3チームの予選リーグに入った「Parlant」は、初戦で北見のチームと対戦。序盤から立て続けに得点され、第3エンド終了時点で0対5の大幅なリードを許したが、チーム内で気持ちを切り替えて臨んだ第4エンドで一挙に3点、第5エンドで4点を奪って逆転勝利を収めた。
これで勢いに乗り、続いての稚内チームとの試合では12対0の大差で勝ち、決勝トーナメントに駒を進めた。
トーナメントでは、準決勝で北見のチームに7対3、決勝で帯広のチームに6対2で勝利。出場したほとんどが男女混成チームの中で見事に優勝を飾り、7月25日から新潟県で開催される全道大会の出場権を獲得した。
選手4人は結果報告で名寄庁舎を訪れ、水間さんは「初戦で負けている状況のとき、モチベーションもパフォーマンスも下がってしまった。全国大会ではどんな状況でも明るく元気にプレーしたい」。坂上さんは「昨年は2位で悔しい思いをしたため、優勝を目標に1年間練習して優勝することができた。基礎技術など足りない部分を練習して全国大会に臨みたい」。
菅戸さんは「全道大会では緊張してあまり明るく楽しくプレーできなかった。全国大会では最初からエンジン全開にして全力でプレーしたい」。辻下さんは「全道大会の初戦はテンションが上げられなかったが、2試合目からは気持ちを切り替えてプレーできた。全国大会では明るくプレーしたい」などと大会を振り返るとともに、意気込みを語った。
また、4人は「目標は優勝」と力強く決意。
報告を受けた加藤市長は「優勝おめでとう。素晴らしい成績で、全国大会でも活躍を期待している」と祝福するとともに、エールを送った。
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