山下道場 山内さん、長尾さん優勝 北部北海道柔道大会で健闘

【名寄】

各部で入賞し、笑顔を見せる山下道場の子どもたち

 山下道場(主宰・山下徹さん)は、第58回北部北海道・第43回北部北海道少年・第39回北部北海道女子柔道大会に出場。山内駆さん(西小5年)が個人戦小学生軽量の部、長尾楓純さん(南小6年)が個人戦女子小学生重量の部で優勝するなど、健闘した。
 宗谷新聞社、稚内地方柔道連盟が主催し、11日に稚内市総合体育館で開催した。
 今年は同連盟の創立70周年記念大会として開催し、稚内をはじめ、名寄、美深、旭川、羽幌、紋別などから全体で140人がエントリーした。
 山下道場は、個人戦小学生軽量の部(30人出場)で山内さんが優勝、三輪篤生さん(西小5年)が3位。個人戦女子小学生重量の部(5人出場)で長尾さんが優勝、関口莉乃さん(南小4年)が3位。
 団体戦一般の部(7チーム出場)で先鋒・木幡斗吾さん(名寄高3年)、中堅・阿部柊希さん(19)、大将・夏坂泰輔さん(46)のチームが準優勝。団体戦少年の部で先鋒・山内さん、次鋒・関口依生さん(南小6年)、中堅・長尾さん、副将・樫谷瑠唯さん(東中2年)、大将・長尾昊俄さん(名寄中3年)、補欠・市川倫子さん(南小5年)、山田蓮人さん(東小5年)のAチームが3位入賞した。
 山内さんは昨年に続いての優勝で「同じ相手と当たりましたが、相手は強くなっていました。決勝は残り5秒で内股が決まり、『技あり』を取れて気持ちよかったです。『技あり』『一本』を決めたくて、最後まで気を抜かずに攻めました」。
 長尾さんは「ほぼ『一本』を決めることができました。中尾心美さん(永柔会)とは合宿でも対戦したことがあり、強い相手ですが、試合では両襟の回り払い(払い腰)で攻めてから抑え込みました」。
 三輪さんは同大会では初めての入賞で「1位を取りたかったので3位は悔しいですが、メダルを初めてもらってうれしいです」と語った。
 翌週の18日には千歳市開基記念総合武道館で開かれる第22回北海道小学生学年別柔道大会(北海道柔道連盟主催)が控えており、全道から強豪選手が集結するため、稽古に余念がない。
 山内さんは「ライバルに勝って1位を取りたい。自分から攻めて『一本』を取りたいです」。
 長尾さんは「今まで対戦したことはないですが、昨年の優勝選手に勝って優勝したい。自分の得意技を生かすとともに、山下先生から教わった技を使って勝ちたいです」。
 三輪さんは「得意技の大外刈りを確実に決められるようにして、優勝したいです」と意気込んでいる。
 主宰の山下さんは「山内の2連覇はよくやった。練習を一生懸命取り組み、上達している。長尾は学年別大会で優勝してほしいところ」と期待を込めている。

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