【下川】
下川中学校(越湖憲治校長、生徒55人)の体育祭が、24日午前9時から同校グラウンドで開かれ、全校生徒と地域住民が、心を一つに競技へ挑んだ。初の試みとして、公区(町内会)対抗戦もプログラムに組み込み、盛り上がった。
この日は晴天に恵まれ、保護者や祖父母、地域の人たちが来場。にぎわいを見せた。
プログラムの内容は、コロナ禍以降は午前中に集約し、地域と一緒に楽しむ内容に変更。種目ごとにチームが異なるため、順位も総合ではなく、種目ごとに発表している。
下川中学校と下川小学校では、本年度から施設分離型の一貫校としての取り組みを本格始動。体育祭も一貫校を意識して、地域住民や小学生が、より参加しやすくなるように工夫した。
初導入の公区対抗戦では「玉入れ」に挑んだ。保護者や地域住民、生徒が、住んでいる地区別にチームを組み、勝ち抜き戦を展開。小学生から若者世代、高齢者まで幅広い世代が、生徒たちと団結し接戦を繰り広げ、「末広町③」が優勝した。
中村山太君(3年)は「普段同じ公区の方と関わる機会が少ないので、その方たちと一緒に力を合わせて盛り上がり、勝ったときにはハイタッチで喜び合ったことがうれしかった。参加者の多くは生徒の家族なので、もっと幅広い人たちと一緒にできたらと思う」と話す。
「借り人競争」は、生徒が発表されるお題に沿った「借り人」を会場から探し、借り人と協力してコースのボールを、2本の棒に挟んで運びながらゴールするもの。お題も「ポケモン(ゲーム・アニメ)が好きな人」など、小学生が参加しやすい内容を増やした。笑顔の絶えない、ひとときとなった。
全校生徒縦割りチームで行ったのは「リレー」。バトンをつなぎながら、抜きつ抜かれつの熱戦を展開した。他に生徒がPTAと行う学年対抗「綱引き」、生徒による学年対抗「Y字綱引き」も行われた。


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