【名寄】
名寄市立総合病院(眞岸克明院長)の「ふれあい看護体験」が、1日午前9時から同病院で開かれ、参加した高校生が看護職への関心を高めた。
看護に対する興味、関心が高められる環境を提供するとともに、看護職を目指す動機づけなどを目的に毎年実施しているもの。
今年は、看護師や助産師を目指す名寄高校の生徒18人(3年生2人、2年生4人、1年生12人)が参加。オリエンテーションで日下玲子看護部長は、白衣に着替えた生徒たちに同病院の「一日看護師」の辞令を交付した。
看護師からの体験談などの発表では、2階西病棟に勤務する町駿太郎さんと、4階東病棟に勤務する松本莉花さんが「患者さんに感謝されたり、笑顔で退院する姿を見るとやりがいを感じる。教育環境も整っており、いろいろなことを学ぶことができる」と伝えた。
また、「患者はいろいろなことでつらい思いをしている。看護するときは敬意を払って寄り添うことや、少しでも気持ちが和らぐように接することを心がけている」などと話した。
看護体験では、グループに分かれて人形を使った模擬採血やバイタル測定、痰吸引、心音・肺音聴取を行い、生徒たちは緊張した表情を見せながら挑戦していた。
午後からはヘリポートも見学した他、病棟で勤務する看護師の姿も見て、看護の難しさや魅力などを実感しながら今後の進路の参考としていた。


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