放水・煙中などを体験、火事の恐ろしさ学ぶ 幼年消防防火フェス、市内9園・所から240人参加

【名寄】

2024年度の名寄市幼年消防防火フェスティバルが、28日午前10時からスポーツセンター駐車場で開かれた。
名寄市防火クラブ協議会(会長・尾崎良雄名寄幼稚園長)と名寄消防署(谷口直寿署長)が主催。幼少期から、火遊びによる火災の防止や、火災の恐ろしさなど学ぶことを目的に開催しており、この日は市内9園(所)の幼稚園、保育所などから年長児を中心に240人が参加した。
開会式では、尾崎会長が「昨日の大雨で天気が心配でしたが、開催できて良かったです。火事になった時は、どのように自分を守るかを覚え、火遊びは絶対しないでください」と挨拶。
名寄消防署員が、谷口直寿署長の「火遊びしないことを約束してください。このイベントが火災予防につながることを願っています」とのメッセージを読み上げた。
その後、認定こども園あいあい幼年消防クラブの先生が「僕たち、私たちは、絶対に火遊びはしません」などの「防火のちかい」を読み上げ、幼児全員で朗唱した。
開会式終了後は、「放水体験」「煙中体験」「消火体験」を3グループに分かれて体験した。
放水体験では、園児が実際に放水用のホースを職員と一緒に持って放水を体験。
煙中体験では、スモークマシンによる煙が充満している簡易型ビニールハウスの中を、ハンカチを口に当てて通り、その後、職員から「服に火が付いた際は、伏せたり転がったりして火を消す。暴れてはダメです」などの説明を受けた。
消火体験では、園児が「火事だ」と叫び、先生が消火器を使って行った消火作業を見守った。
参加した園児たちは、それぞれの体験を通して、火事の恐ろしさなどを学んでいた。

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