「英語力を向上させたい」 名高の五十嵐優来さん リンゼイ派遣学生に決定

【名寄】

加藤市長に抱負を語った五十嵐さん(中央)

 名寄市と姉妹都市提携を結ぶカナダ・リンゼイ市(現カワーセレイク市)への派遣交換学生が決まった。今回は名寄高校2年の五十嵐優来さん1人で、12日午後5時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に抱負を語った。
 旧リンゼイ市との姉妹都市提携は1969年。交換学生事業は、73年から名寄・リンゼイ姉妹都市友好委員会が取り組んでいるもので、派遣と受け入れを隔年で実施している。
 コロナ禍の影響で2年前まで中止していたが、前年度、5年ぶりに再開。男子高校生のザカリー・ナイトさんを受け入れた。
 本年度は派遣の年。募集は、名寄・リンゼイ姉妹都市友好委員会(三瓶孝男委員長)が名寄高校を対象に実施。今回は1人のみの応募となり、審査の結果、五十嵐さんの派遣を決めた。
 名寄庁舎には五十嵐さんが訪れ、同行した三瓶委員長が「昨年の受け入れの際、ホストファミリーを務めた経験がある。また、本人の強い希望と熱意が感じられた」と選定理由を報告した。
 五十嵐さんは、7月から9月まで約2カ月間の派遣を前に、「初めての海外で不安もあるが、英語力やコミュニケーション能力の向上を目指したい。異文化理解や価値観の違いにも触れたい」と抱負を語った。
 加藤市長は「いろいろなことを楽しみながら吸収して頑張ってほしい」などと激励した。 

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