【名寄】
名寄西小学校(輕部恭子校長)の1年生36人は16日、授業でアイヌ文様のメダルと鹿笛を作りながら、アイヌ文化について学んだ。
今回は生活科の授業として実施したもので、講師に名寄市北国博物館の金田卓浩館長と鈴岡啓一業務係長を招いた。
同館では、これまでにも学校の授業や放課後子ども教室で、アイヌ文化にちなんだ工作を実施している。
アイヌ文様のメダルは、厚紙とミューズコットンなどが材料。模様が描かれた厚紙をはさみでカットし、台紙にのりで貼り付けて完成。「アイヌ文様が魔よけとなり、悪いものが出なくなります」などと話した。
鹿笛は、鹿の鳴き声に似た音を出して獲物の注意を引くための狩猟道具の一つで、割り箸や厚紙、ビニールテープ、輪ゴムなどを材料として作り上げていた。
子どもたちは作業を楽しみながら、アイヌやその文化について関心を寄せていた。
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