下川・ちっちゃな縁日 幅広い世代が輪になり盆踊り 友人、家族で飲食楽しみにぎわう

【下川】

下川の「ちっちゃな縁日」が、同実行委員会(大西崇王実行委員長)主催で、17日午後5時半からにぎわいの広場で開かれた。多くの町民や帰省者らが家族、友人と共に来場した。
町内有志で21年前から「お盆で帰省する人たちや町民が、家族連れで楽しめる場をつくろう」と開催。14年前からは町内の女性たちで盆踊りも復活させた。異業種の有志が協力し合い、ボランティアで数多くの出店を用意しており、温かさを感じる地元行事として定着している。
屋台では射的、釣りによるくじ引きなどに子どもの列ができた。駒やけん玉など昔からの遊びコーナーも設けた他、下川産クラフトビール、フレンチブルドッグなどさまざまな出店も並び、来場者が飲食を楽しみながら交流を深めた。
会場中央やぐらの周りでは「子供盆おどり唄」にのって、幼い子どもも小中高校生も大人も一緒に踊り、子ども向けの餅まきも行われてにぎわった。
続く「北海盆唄」の盆踊りでは、地元女性バンド「盆ガールズ」が歌、笛、三味線、太鼓などの生演奏で盛り上げた。ベテランの踊り手が踊り出すと、若者や子どもたちもそれをまねして踊り出し、次第に踊りの輪が広がった。
会場では、帰省した友人と手を振って再会を喜ぶ姿、久しぶりに顔を合わせて挨拶する町民同士の姿、親や祖父母と手をつないで、うれしそうに歩く子どもの姿も見られ、和やかな雰囲気に包まれていた。