下川商業高3年生 ファッションショー通して交流 デイサービスセンターでボラ活動

 【下川】下川商業高校(鎌本光司校長)の3年生25人は、8日午後1時半に町立デイサービスセンター(遠藤智康施設長)を訪れ、ボランティア活動(窓拭き)を行い、利用者と交流した。
 同校では、各学年ともボランティア活動を実施している。3年生は、除雪ボランティアと進学・就職などの時期が重なるため、この日の実施となった。
 玄関や室内の窓拭きを行った後、施設の通所者や入所者など約40人と、五つのグループに分かれて交流した。
 冒頭、遠藤施設長が「窓拭きをしていただき、ありがとうございます。外の景色もよく見え、施設の中も明るくなったような気持ちです。高校生との交流は貴重な機会。今後も、施設に気軽に足を運んでください。今日一日、ゲームなどを通して楽しんでください」と挨拶した。
 はじめに、高校生と利用者がペアとなり「あいうえお笑顔体操」などを実施して双方の距離を縮めた。
 利用者をモデルに、新聞紙、折り紙などを使ってファッションショーを実施。約30分かけて、モデルである利用者を着飾った。
 完成後は、「セレブのお姉さん」「俺の休日」「かわいいハロウィンの魔女」など、すてきに着飾った利用者と一緒に高校生がグループごとに発表。利用者や職員などから、多くの拍手が沸き起こった。
 同校3年の大西澪さんが「お忙しい中、貴重な体験をすることができました。目上の人との会話を学ぶことができ、とても楽しい時間を過ごせました」と挨拶。利用者の代表も、「高校生の皆さん、今日はありがとうございました。大変楽しくて、若返ることができました」と礼を述べた。
 高校生、利用者の双方にとって、有意義な多世代交流となった。

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