下川小学校 命の尊さなど考える “人権の花運動”で植栽

【下川】

人権の花を大切に育んで―。町主催の「人権の花運動」が、19日に下川小学校(高舘正司校長)で行われ、子どもたちがプランターに花の苗を植え込みながら命の尊さを考えた。
同運動は法務省が主催。主に小学生を対象とした啓発活動で、1982年度から実施。学校に配布した花を、子どもたちが協力して育てることで、生命の尊さを実感してもらうとともに、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を持ってもらうことが狙い。
 同日は町人権擁護委員の品地和彦さん、山崎春日さん、松野尾道雄さんの3人、旭川地方法務局名寄支局から木島洋史支局長らが訪問。人権イメージキャラクターの「人KEN(じんけん)まもる君」も参加した。
同校の林早苗教頭、木島支局長が人権や命の尊さについて理解を求めて挨拶。
品地さん、山崎さん、松野尾さんが植え方のデモンストレーションを行った後、児童はグループに分かれ、白やピンクの花を咲かせるベゴニアの苗を、心を込めてプランターに植栽した。
プランターに植えた花は、同校玄関に配置。児童が水やりなどの世話をしながら育んでいく。