【名寄】
中名寄小学校（稲本雄一校長、児童13人）の「走力トレーニング教室」が、26日午後１時10分から同校体育館で開かれ、名寄市スポーツ振興アドバイザーの阿部雅司さんを講師に、速く走るための方法を学んだ。
同校では、阿部さんを講師に招き、夏の運動会前の走力トレーニング、冬はクロスカントリースキーの基礎を学んでいる。
今回は６月７日に予定している運動会に備え、全校児童を対象として５時間目の授業に合わせて開催。早く走れる方法について、実践を交えながら理解を深めた。
教室には阿部さんと北海道日本ハムファイターズのマスコット「Ｂ・Ｂ」が訪れた他、名寄市立大学看護学科２年の大槻陽菜さんと社会保育学科２年の安孫子歌音さんが授業「地域との協働」の一環で参加。児童とトレーニングに挑戦しながら交流を深めた。
開講に当たって、稲本校長が「阿部さんに走り方を精いっぱい教わって、運動会で皆さんの走る姿を楽しみにしています」と挨拶。
教室では、準備体操を行った後、その場でできる走り方トレーニングを実施。児童たちは阿部さんの動きに合わせて、太ももを高く上げたり、腕を力強く振ったりした。
阿部さんは「腕の振りは、肘を後ろに引く感じで、腕は真っ直ぐに振ること」などとアドバイス。「早く走るには、足を『７』の数字のように曲げて走ること」と、膝を上げたまま20秒間静止したり、つま先で走ることを意識したりと、児童は楽しみながらも真剣にトレーニング。
実践練習では、ジャンプしながら前へ進んだり、腕の振りやもも上げを意識しながら走ったりした他、４グループに分かれてリレー形式で競争。学んだことを生かしながら、熱戦を繰り広げた。
トレーニング終了後、阿部さんは「すごく上手にできていた。運動会では思い切り走って、いいタイムを出してほしい」とエールを送った。
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