【名寄・美深】
JR北海道のダイヤ改正が14日に行われ、宗谷本線の特急列車が全車指定席となるとともに、割引切符はインターネット予約の「えきねっと」限定による「特急トクだ値」(片道の乗車券と指定席特急券のセット)のみとなるが、乗車する列車ごとに予約する必要があり、利用客からは「えきねっと」の使いづらさを指摘する声が聞かれている。
今回のダイヤ改正では、特急宗谷(札幌~稚内)、サロベツ(旭川~稚内)の他、ライラック(札幌~旭川)、カムイ(札幌~旭川)、オホーツク(札幌~網走)も全車指定席となる。
2024年3月のダイヤ改正で、北斗(札幌~函館)、すずらん(札幌~室蘭)、おおぞら(札幌~釧路)、とかち(札幌~帯広)が全車指定席となっているため、道内の特急列車から自由席がなくなる。
それに伴い、自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)、指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)、札幌快得きっぷは今月8日で発売を終了した。13日で利用も終了となり、紙の割引切符の取り扱いがなくなった。
今後、特急列車の割引切符はインターネット予約の「えきねっと」限定による「特急トクだ値」のみとなり、JRでは利用を呼びかけているが、「特急トクだ値」は列車ごとに割引率が設定されるとともに、適用席数が限定されている。
割引率は予測乗車率や予約時期によって変動し、10%から55%の割引(5%刻み)となるが、乗車日の前日午後11時50分までに「えきねっと」で予約してから、みどりの窓口や指定席券売機で購入する必要がある。
利用客からは「えきねっと」の操作や予約方法の、分かりづらさや使いづらさを指摘する声が相次いでいる。
名寄から旭川で乗り換えて、札幌までの特急列車を往復で利用するとした場合、行きの名寄~旭川、旭川~札幌、帰りの札幌~旭川、旭川~名寄の合わせて4本の列車を予約する必要がある。
つまり、乗車する列車ごとに予約をしなければならないという仕組みだ。
さらに「特急トクだ値」が適用される席数は、全ての指定席数よりも少ないため、予約時期や列車によっては売り切れとなっていることもある。
急な用務などで列車を利用することになった人や、インターネットに慣れていない人には、割引の恩恵を受けられないといったことになる。
名寄~札幌の料金でみると、従来のSきっぷと往復指定席の合計額は1万260円。一方、「特急トクだ値」では名寄~旭川、旭川~札幌の割引率がそれぞれ45%の場合は往復で合計1万20円となるが、40%の場合だと往復で合計1万920円となり、従来よりも高くなる。
「JR北海道は、真剣に利用者のことを考えているのか」といった声もあり、「客離れ」が懸念されている。
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