名寄 「ほくとくん」も登場 安全見守り、事故防止願う 新学期児童の交通安全啓発

【名寄】

市内小中学校では、23日に2学期がスタート。名寄警察署(米村和信署長)などは、同日午前7時半から名寄南小学校前で新学期登校児童の交通安全街頭啓発活動を実施。道警のシンボルマスコット「ほくとくん」も登場し、児童たちの安全を見守った。
同署管内では今年に入り、人身事故13件、死者ゼロ、負傷者15人(22日現在)。人身事故のうち歩行者と車両による事故はゼロで、前年同期比2件減だが、全道では登校中の児童が車にはねられて亡くなったり、重傷を負ったりする事故が発生している。
道警では「ハンドサインでストップ運動」を推進。道路横断時の安全確認と、手を挙げるなどの合図(ハンドサイン)を呼びかけており、同署では「歩行者が合図をすることで明確に横断することをドライバーに知らせるとともに、ドライバーも確実に停止して歩行者に合図を送ってほしい。互いの思いやりが大切」と話す。
夏休み明け最初の登校日に合わせて、通学時の交通事故抑止に向けて、同署をはじめ、名寄市交通安全運動推進委員会、名寄地域交通安全活動推進委員協議会で今回の街頭啓発活動を実施した。
「ほくとくん」も登場し、児童たちの安全を見守りながら、夜光反射材を配布。あらためて交通事故防止を願った。児童たちも「ほくとくん」と身近に接するとなど、人気を集めていた。
また、同校付近の横断歩道や交差点でも交通安全指導を行い、ルール順守などを呼びかけた。